当社は、2025年7月19日(土)に横浜市で開催された「第9回価値デザインコンテスト」(主催:公益社団法人日本青年会議所、以下「本コンテスト」)にファイナリストとしてピッチ登壇し、デジタル大臣賞、価値デザインコンテスト大賞、NIKKEI THE PITCH賞の3賞を受賞しました。なお、価値デザインコンテスト大賞においては、各賞から選ばれる最優秀賞も受賞しています。

本コンテストは、地域資源の活用や地域課題の解決、地域コミュニティとの連携など、地域社会のニーズや特性を深く理解し、その上で地域住民や地元企業、自治体などと積極的に関わり、共通の利益を追求する事業を表彰し、ビジネスの加速を後押しするものです。地域から日本を変えていくことを目指すコンテストで、本年で第9回を迎えました。
当社からはCo-CEOの冨田が登壇し、外国人が多く暮らしながらも文化の壁を越えた交流が生まれにくく、さらに地方では子どもたちが得られる国際交流体験の機会が都市部に比べて少ないといった地域課題に触れ、多様性あふれる社会を実現するための独創的なアイデアを説明。AIを含めデジタル技術を有効活用する当社の事業や、生活困窮世帯への無償提供の取り組みについてプレゼンテーションを行いました。
多様性ある社会を生み出すためのインフラを目指すユニークな事業が多くの審査員から注目を集めました。特に、2025年度には累計で34.5万人への国際交流機会の提供を実現見込みという、教育インフラとしての実績とともに、グローバル市場を目指し既に58か国にパートナー校を抱えるまでに成長した点が高く評価されています。併せて、単なるオンライン化に留まらずAIも含めてデジタル技術を活用し社会実装を進めている点や生活困窮世帯への無償提供の取り組みを行っている点など機会提供の対象の最大化に向けた様々な動きが評価され、各賞の受賞となりました。
様々な社会課題を解決するイノベーションは、多様性あるコミュニティから生まれます。一方で、多様な人びととのコミュニケーションのためには、ツールとしての英語力だけでなく、相互の文化を理解し尊重する力である異文化感受性を高めることが不可欠です。さらに、世界中で顕在化しているように、異なる思想や背景などを持つグループが併存するコミュニティは分断を起こす可能性を孕んでいます。当社は、分断のない持続可能な社会を実現するためには、互いに多様性を認め合う仕組みを構築する必要があると考えています。
これらの基盤となる、異文化に触れる留学をはじめとした「多様性教育」を経験するには、費用負担などの理由からごく一部の方に限定される傾向にありました。当社はこの壁を越えて全ての子どもたちが多様性教育を受けられる機会を創出すべく、オンライン国際交流の学校教育への導入を進めています。従来の「語学学習へのデジタル活用」を越えて地域・社会課題の解決に繋がるソリューションへと拡張し、教育インフラとしての社会実装が進んでいる点が評価されました。
当社は引き続き、様々なステークホルダーと協働し、より多くの方々に国際交流体験を提供することで、多様性あふれる、分断のない持続可能な社会の実現を目指します。